購入に至るまでのエピソード
「かっこいいだろ。新車だぞ。」
そう言って満面の笑みを浮かべる父の傍らにその車があった。
それが初めて私がプリメーラという車と出会った瞬間でした。
当時まだ小学生だった私は、ミニ四駆やF-1といったスーパーカー的なものに興味があり、MT車という以外いたって普通のセダンであった父のプリメーラにはさほど興味がありませんでした。
そんな私も19歳になり運転免許を取得すべく教習所に通い始めました。
そして無事試験に合格した私は、父に免許センターまで送ってもらい人生初の運転免許証の交付を受けたのですが、戻ってみると何故か父が助手席に座っている…。
全てを察した私は運転席に乗り込み、父が差し出したプリメーラのエンジンキーを受け取ると自宅までの短い間ではありましたが、緊張しながら初めてプリメーラを運転した事を今でも覚えています。
それからは事あるごとに父のプリメーラを借りてはキャンプやスノーボードと色々な場面で乗り回していましたが、特に不便を感じる事もなく、むしろ運転する事自体が楽しい車だったので行き帰りの道中も楽しんで乗っていました。
そんな父のプリメーラもあちこちガタがきたせいか車を買い替える事となり、私は就職のため地元を離れることになりました。
暫く車の無い生活が続いていましたが、社会人となり車の必要性を感じることが多々あったことから、車でも買おうかなと、たまたま中古車情報を見た時に、何となくプリメーラを検索してみるとそこには偶然か必然かオーテックバージョンが掲載されていました。
今まで父のプリメーラに乗っていたので使い勝手の良さや運転する楽しさは既に知っていましたが、さらに見た目もエアロが装着されスポーティーですし、エンジンもオーテックチューン、そして限定車という悪魔の囁き、もはや私がこのオーテックバージョンのプリメーラを買わない理由は無くなりました。
その週末、実車を見る事なく印鑑持参で車屋さんへ行き試乗もそこそこに契約したのは言うまでもありません。
そんな必然!?で我が家にやって来たプリメーラは今年めでたく成人を迎えるまでになりました。
今でも毎日通勤のお供として、そして週末は子供達を乗せ頑張ってくれています。
|