ニュースリリース
新型セレナ「AUTECH」、「ステップタイプ」、「ライフケアビークル(LV)」シリーズ、「マルチベッド」を発表
2022.11.28
日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(本社:神奈川県茅ヶ崎市、社長:片桐 隆夫、略称NMC)は、28日、セレナのカスタムカー「AUTECH」、ならびに、「ステップタイプ」、福祉車両「ライフケアビークル(LV)*1」シリーズ、車中泊仕様の「マルチベッド」をフルモデルチェンジし、ガソリン車を今冬から、e-POWER車を来春に、日産の販売会社を通じて全国一斉に発売すると発表しました。
<新型セレナ「AUTECH」>
「AUTECH」は、多種多様なカスタムカーづくりで蓄積してきた同社伝統のクラフトマンシップを継承し、スポーティで高級感漂うスタイリングを伸長させたブランドです。素材などの細部にもこだわりを持つお客さまに向けた、プレミアムスポーティをコンセプトとしています。「AUTECH」ブランド発祥の地である湘南・茅ヶ崎の「海」と「空」のイメージから想起したブルーをブランドのアイコニックカラーとしています。
今回、セレナ「AUTECH」として2代目となり、日産の誇る先進技術を搭載してさらなる進化を遂げた新型「セレナ」をベースに、さらに高級感や特別感を高めたモデルとして誕生します。
エクステリアは、どの角度から見ても美しく輝くようにデザインした、「AUTECH」ブランド車共通の表現であるドットパターンのフロントグリルや、ブルーに発光するシグネチャーLEDを採用し、煌びやかに上質感を演出しました。また、低重心とワイドスタンスを印象付け、スポーティさを演出するメタル調フィニッシュの専用パーツを車体下部に装備したほか、シグネチャーLEDを囲むフィニッシャーもメタル調フィニッシュとすることで、低重心、安定感をより強調するスタイルにしました。さらに、細部まで丁寧に作り込んだスポークフォルムにダーク金属調シルバーを組合わせた、専用アルミホイールを採用しました。
インテリアは、シート地に、柔らかな手触りで体に馴染むレザレットを採用し、海面の波の動きをモチーフにした模様を施しました。インストフィニッシャーには、紫檀(シタン)の木目調パネルを採用。その色合いは、光を受けるとさりげなくブルーに光るダークグレーとしています。インテリア全体をブラック基調でコーディネートし、ステアリングやシート、ドアトリムなどに、「AUTECH」ブランドを象徴するブルーステッチを施し、スポーティかつエレガントな空間を演出しました。なお、e-POWER車はセカンドシートに「キャプテンシート」を採用*2し、快適性をさらに向上させました。
ボディカラーは、「AUTECH」専用色のカスピアンブルーや専用2トーン3種類を含めた、全7色をラインアップしました。
<新型セレナ「ステップタイプ」>
助手席と助手席側スライドドアから乗降する方が、同時に使えるロングステップを採用。助手席ドアもしくは助手席側スライドドアの開閉と連動して、ステップが展開・格納します。ステップイルミネーションも装備し、踏面に加えステップ下の路面も照らすことで、暗い場所でも安心して乗降ができるうえ、LEDの照明がスタイリッシュさを演出します。また、先代モデルに対しロングステップの奥行を拡大し、乗降性の向上を図りました。
<新型セレナ 「ライフケアビークル(LV)」シリーズ>
新型セレナ「ライフケアビークル(LV)」シリーズは、ベース車の広い室内空間を活かして、ご家庭から福祉施設・病院まで幅広いニーズに対応するバリエーションを設定しました。また今回、室内の静粛性と運転の快適性を実現するe-POWER車のラインアップを拡充しました。
●助手席スライドアップシート/セカンドスライドアップシート
助手席、または2列目左側シートが、車両の外側に電動で回転・昇降することで、車への乗り降りが容易にできる車両です。スライドアップシートには、シート回転・昇降操作に加え、シートスライドとシートリクライニングの操作なども可能とした多機能リモコンを標準装備し、利便性を高めています。また、回転・昇降の速度変更機能を備えています。加速(非着座時のみ)により乗車準備及び、降車後のシート格納時間の短縮を、また、減速により、ゆっくりさらに安心して乗降がすることが可能になります。
●チェアキャブ スロープタイプ
セレナの持つ室内の広さや使い勝手の良さを生かし、バックドアから車いすのまま車内に乗り込めるよう、手動式のスロープや車いす乗降アシスト装置(電動ウインチ)、車いす固定装置(電動式)を装備した車両です。車いすの方が2列目左側に乗車できる「車いす1名セカンド仕様」はじめ、使い方に合わせて全4種類のレイアウトからお選びいただけます。新型セレナ「チェアキャブ スロープタイプ」では、3列目に車いすが乗車しない時には荷物スペースとして使用できるよう、バックドア部のスロープの格納方法を改良したほか、車いす乗降時の各種操作スイッチを簡明にするなど、操作性の改善を図りました。
●チェアキャブ リフタータイプ
簡単なリモコン操作で昇降する全自動リフターを装備し、車両後部から車いすのまま車内に乗り込める車両です。車内に乗り込む前にリフター上で車いすの固定が可能なため、介助者の負担を軽減しています。また、介助者が車いすの方の近くに座れるシートアレンジも可能です。新型セレナ「チェアキャブ リフタータイプ」では、オプションの車いす固定装置(電動式)のフックを、従来の一体型から分離式に変更し、よりさまざまな種類の車いすの固定を可能にしました。
●送迎タイプ
福祉施設や病院などの送迎時に、利用者がスムーズに乗降ができるよう工夫を施した車両です。2列目に専用形状シートを採用し、助手席側スライドドアから3列目シートへの乗降性を向上させたほか、乗降用手すりやステップなどを装備することで、お年寄りや足元に不安を感じる方にも乗降しやすい仕様としています。ステップは、助手席側スライドドアから乗降する方に加え、助手席でも同時に使えるロングステップを新採用し、乗降性をさらに向上させました。
●乗降サポートパック付車
福祉施設や病院のみならず、ホテルや旅館などの送迎ニーズにも対応する車両です。新型「セレナ」で新たにラインアップしました。ベース車のシートレイアウトはそのままに、乗降時や各シート乗車時に使用できるアシストグリップを標準装備し、シンプルな装備でお求めやすい価格を実現しました。
<新型セレナ「マルチベッド>
「マルチベッド」は、日常的には家族の送迎や通勤、買い物などに使用しつつ、アウトドアスポーツや大きな機材を使用する趣味を楽しまれる方、ペット連れの旅、車中泊を楽しまれる方などにご好評をいただいている商品です。「セレナ」では3列目シートを取り去った2列シート仕様とし、収納式のベッドシステムを備えることで、高い実用性と快適な休憩のためのスペースを同時に提供します。ベース車ではオプションの防水シート*3を標準装備し、さらに、ベッドマットにはシートと同じ防水性のある素材を採用。汚れが拭き取りやすくお手入れが簡単に行えます。また今回、e-POWER車の定員が1名増えて5人乗り*3*4となったことに加え、ベッドマットの厚みを増し、より快適な就寝を可能としました。「XV」、「ハイウェイスターV」、「e-POWER XV」、「e-POWER ハイウェイスターV」グレードのほか、カスタムカー「AUTECH」をベース車としてラインアップしました。。
*1: 日産自動車グループでは、生活の色々なシーンでお役に立ちたいとの意味を込め、福祉車両を「ライフケアビークル」(LV:Life Care Vehicles)と呼んでいます。
*2:「AUTECH」のe-POWER車は7人乗りとなります。
*3:「AUTECH」は除く。
*4:「AUTECH」e-POWER車ベースのマルチベッドは4人乗りとなります。
<全国希望小売価格(消費税込み)>
なお、ガソリン車4WDの価格、発売については追って発表いたします。
<WEBカタログ>
セレナ「AUTECH」:
https://www.autech.co.jp/sv/serena_autech/index.html
セレナ「ステップタイプ」:
https://www.autech.co.jp/sv/serena_step/index.html
セレナ「ライフケアビークル(LV)」シリーズ:
https://lv.nissan.co.jp/LVCAR/SERENA/
セレナ「マルチベッド」:
https://www.autech.co.jp/sv/serena_multibed/index.html
以上